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MEJE PROCESS · MEJE ロアブック制作ワークフロー (15 章)

第5章 一項目の形――標準テンプレートとfrontmatter

MEJE Works · 章 5

第5章 一項目の形――標準テンプレートとfrontmatter

Wikipediaの一項目を思い浮かべます。李舜臣でも華城行宮でも壬辰倭乱でも、最初に一行要約、次に導入段落、##見出しで分かれた本文、最後に関連文書・外部リンク・脚注があります。次の項目へ移っても形式は同じです。

LOREBOOKの項目形式は作家と読者の契約です。どの頁にも同種の資料が同じ位置にあり、1番から1,500番まで要約、導入、本文、関連項目の順が変わりません。器が同じだからこそ資料の差が明瞭になります。『Forgotten Realms』が1987年以後同じ構造を保ち、『Final Fantasy Ultimania』がX(2001)からXVI(2024)まで同じ見開きを反復する理由です。

一項目.mdの五部分

一ファイルは異なる読書速度に対応する五部分で構成されます。

frontmatterは読者に見えないYAMLメタ情報で、検索・部マッピング・多言語整合を支えます。一行要約は>で始まる100字以内の一文で、1秒で正体を伝えます。導入段落は見出しなしの1〜3段落(200〜600字)で、1分で全体像を伝えます。本文は##の自然な見出しで、約10分深く読む場所です。関連項目は5〜10個のwikilinkで、次へ移る出口です。1秒・1分・10分・移動という階段になります。

frontmatter――見えない資料の比重

---
title: 神降ろしの儀式
aliases: [降神儀礼, ネリムグッ]
category: 装置
worldbuilding_axis: 巫俗
english: Spirit Possession Ritual
romanization: Sinnaerim Uisik
version: 現行
hub_or_leaf: hub
lorebook_section: 02-§3-巫俗体系
tags:
  - category/装置
  - axis/巫俗
  - version/現行
  - lorebook/hub
  - lorebook_section/02-§3-巫俗体系
sources:
  - ルールブック第3版 p.24
  - 短編047
related:
  - "[[男性巫堂]]"
  - "[[凝り]]"
  - "[[憑依]]"
translation_notes:
  - 推奨音写: "Sinnaerim Uisik"
  - 英語解説: "spirit-descent ritual; the moment when a Mudang first hosts a deity"
---

titleは本文と索引、aliasesは別称検索、categoryworldbuilding_axisは二座標、englishromanizationは外国語版と初出併記、versionは廃棄項目の本文流入防止に使います。LOREBOOKはhub_or_leaflorebook_section、固有tagsを追加します。多言語IPではtranslation_notesを含む12フィールド、そうでなければ11です。正確なメタ情報が検索・マッピング・多言語発行を自動化します。

一行要約――1秒の約束

> 男性巫堂が初めて神を受ける儀礼。一人の巫堂の生涯で最も重い瞬間。

「この頁は神降ろしを扱う」というメタ説明は情報がありません。よい要約は核心を即座に伝えます。六スタイル地区なら「六つの朝。一都市の性格を決める六地区」、黒孔なら「本IPの全メカニクスが一つの黒煙から流れ出る」です。

WaterdeepのThe City of Splendors, the greatest jewel of the Sword Coast.、Sharnの*the City of Towers, where magic and ambition reach the clouds.*も同じ原則です。100字には「IPでの位置」と「最初に知るべきこと」を入れます。

導入段落――1分の全体像

神降ろしは男性巫堂が自らの内に神を受け入れる最初の儀礼である。終わると巫堂は神の通路となる。数日間にわたり、家族と近隣住民が参加する。

この儀礼は巫堂という職能の始まりであり、本IPの巫俗体系が一人の生涯をどう決めるかを示す。憑依が起きれば正式な巫堂と認められ、失敗すれば再挑戦できない。

必要なのは、流れる定義、IP内の位置と他項目との関係、知るべき理由の三つです。800字以上では本文までに流れが切れ、150字以下では橋が弱くなります。

本文セクション――自然な見出し

## 儀礼の進行
神降ろしは数日または数週間にわたり進む。...

## 巫堂家の家屋で
場所は通常、巫堂家の家屋である。...

## 儀礼後の変化
成功した巫堂は... 

見出しだけで時間・空間・変化など内容が分かるようにします。「情報」「詳細」「概要」のようなメタラベル、TBD・WIPの残存、報告書風の「1. 環境影響」は避けます。

項目カテゴリー――カード・標準・深層

カード型は800〜2,000字・約1頁で、NPC、企業、道具、短い事件に用い、1,000〜1,200項目、主にleafです。標準型は1,500〜3,000字・1.5〜2頁で、場所、日常、文化に用い、200〜300項目、主にmiddleです。深層型は3,000〜5,000字・2〜3頁で、都市、勢力、核心法則に用い、100〜150項目、主にhubです。

比率は深層7〜10%、標準13〜20%、カード70〜80%。引用回数で候補を自動作成できますが、核心人物か端役かなどIP内の比重は人が最終決定します。

関連項目――次への橋

## 関連項目
- [[男性巫堂]]。儀礼後の職能
- [[凝り]]。儀礼が解く対象
- [[憑依]]。儀礼結果の現象
- [[巫堂家の家屋]]。頻繁に行われる場所

Libraryingのrelatedを5〜10リンクへ展開し、短い関係説明を付けます。1,500項目で5,000〜10,000リンクとなり、必要ならLOREBOOKが部内リンクを追加します。説明があることで読者は次を選べます。

編集メモとフッター――読者に見えない資料

<!--
編集メモ:
- 原典: Vault [[神降ろしの儀式]]
- frontmatter同期日: 2026-04-30
- イラスト仕様: 儀礼場面、フルカラー、見開き可
- 未確定: 儀礼期間
- 執筆課題: 憑依描写の強度を再検討
- 状態: ●
-->

HTMLコメントに原典、同期日、イラスト、未確定設定、課題、六段階進捗を置き、プレビュー・ウェブ・出版では隠します。最後に位置、版、更新日を一行で記します。

*- 02_第2部_世界法則/03_巫俗体系/01_神降ろし / [LOREBOOK名] v0.3 / 2026-05-01*

Librarying frontmatterの直接変換

13カラムCSVから、代表キーワード→title、分類→category、世界観軸→worldbuilding_axis、別称→aliases、英語名→english、ローマ字→romanization、バージョン→version、翻訳ノート→translation_notesへ機械的に移します。定義は要約と導入第一文、詳細説明は導入、関連語はrelated、出典はsourcesへ移り、IDXは使いません。LOREBOOKが三フィールドを追加します。

機械的なので1,500ファイルのfrontmatterを約5分で生成でき、人の一週間を省きます。

同じ器が差を明確にする

要約、導入、本文、関連項目が常に同じ位置にあると、読者は構造を学び直さず内容へ集中できます。神降ろしと人物キム・ミソンが同じ五部分を使えば、儀礼と人物、メカニックと生涯、抽象と具体の差が形式ではなく内容として届きます。

項目間を滑らかに移れる理由の半分は資料の面白さ、半分は形式の一貫性です。標準テンプレートは作家の自由を制限する道具ではなく、読者の信頼を作る道具です。


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